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空気人形 (2009:日本)



「 空気人形 / 監督:是枝裕和 」



日常の中で突如、風が吹く事があって、
出来る限りその流れに逆らわない様にしていています。
この映画を観たのも、そんな流れの一つじゃないかな。

映画を観ている時はそうでもないのだけれど、
後からジワジワと心に踏み込んできました。
そんな風に感じられる映画だから、凄くイイ作品だと思う。

余りネタバレしたくないので、内容を簡単に言うと…、
 「ダッチワイフが心を持って、恋をする」

実は映画のジャケット写真に惹かれて観に行ったので、内容は全く知らず。
当然、映画の冒頭でかなりショックを受けました。

主演女優であるペ・ドゥナは…正直、顔は好みじゃなかったけれど、
でも、きっと作品を観たら 彼女が好きになります。
それくらい愛らしくて、真っ直ぐで、無垢な人形。
心を持つ事によって、どんどん人らしくなるカラダと表情。

彼女のカラダに息が吹き込まれるシーン…、
とっても官能的で、あんなSEXができたら死ぬほど倖せだと思う。
愛する人に全部満たされ、そして自らも与えようとする。
原点に戻ったら、皆こんな恋愛がしたいんじゃないかな。

映像も寓話の様に、綺麗で優しくて、どこか切ない。
横に流れていくカメラワークが、凄く作品とあっていたように思う。


映画で引用される詩があるので、下に残しておきます。
この詩の内容が、映画のメッセージそのもの。

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「 生命は / 吉野 弘 」


生命は
自分自身で完結できないように
つくられているらしい

花も めしべとおしべが揃っているだけでは 不充分で
虫や風が訪れて めしべとおしべを仲立ちする

生命はすべて そのなかに欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ

世界は多分 他者の総和
しかし 互いに欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに うとましく思えることさも許されている間柄
そのように 世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?

花が咲いている すぐ近くまで
虻の姿をした他者が 光りをまとって飛んできている

私も あるとき
誰かのための虻だったろう

あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない





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