いろいろな光につつまれて 日々生きて..

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歩いても歩いても



「 歩いても 歩いても / 監督・原作・脚本・編集:是枝裕和 」


樹木希林さんが余りに良くて、どうしようかと思うくらい。

少なくとも、私の家庭にも同じ様な時間が流れていて、
さり気なく毒を孕んだ言葉とか、億劫になって流してしまう事とか、
身に覚えのある事ばかり。

台詞とか、行動とか、とてもさり気無いけれど、
計算され尽くしていると思う。
それ位、完成度が高い。

もう少し歳を重ねて、この作品を観直した時に、
もっと痛みを感じると思う。

「人生はいつもちょっとだけ間に合わない」
どれだけ時間を過ごしても、きっと呟いてしまうのでしょうね。



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ワイルド・スピード



「 ワイルドスピード / 監督: ロブ・コーエン」



アクションシーンにしろ、内容にしろ、本当にスピーディー。

此れ、カスタムカーをやってた人は、ワクワクするだろうなぁ。
つか、ニトロってあんなに凄いの?(汗)
それにしても、ドミニクかっこ良し。

スピーディーな感覚を支えたのは音楽もあると思う。

カーアクションとしては、イイ作品だと思います♪
男の映画ですな。

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空気人形 (2009:日本)



「 空気人形 / 監督:是枝裕和 」



日常の中で突如、風が吹く事があって、
出来る限りその流れに逆らわない様にしていています。
この映画を観たのも、そんな流れの一つじゃないかな。

映画を観ている時はそうでもないのだけれど、
後からジワジワと心に踏み込んできました。
そんな風に感じられる映画だから、凄くイイ作品だと思う。

余りネタバレしたくないので、内容を簡単に言うと…、
 「ダッチワイフが心を持って、恋をする」

実は映画のジャケット写真に惹かれて観に行ったので、内容は全く知らず。
当然、映画の冒頭でかなりショックを受けました。

主演女優であるペ・ドゥナは…正直、顔は好みじゃなかったけれど、
でも、きっと作品を観たら 彼女が好きになります。
それくらい愛らしくて、真っ直ぐで、無垢な人形。
心を持つ事によって、どんどん人らしくなるカラダと表情。

彼女のカラダに息が吹き込まれるシーン…、
とっても官能的で、あんなSEXができたら死ぬほど倖せだと思う。
愛する人に全部満たされ、そして自らも与えようとする。
原点に戻ったら、皆こんな恋愛がしたいんじゃないかな。

映像も寓話の様に、綺麗で優しくて、どこか切ない。
横に流れていくカメラワークが、凄く作品とあっていたように思う。


映画で引用される詩があるので、下に残しておきます。
この詩の内容が、映画のメッセージそのもの。

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「 生命は / 吉野 弘 」


生命は
自分自身で完結できないように
つくられているらしい

花も めしべとおしべが揃っているだけでは 不充分で
虫や風が訪れて めしべとおしべを仲立ちする

生命はすべて そのなかに欠如を抱き
それを他者から満たしてもらうのだ

世界は多分 他者の総和
しかし 互いに欠如を満たすなどとは
知りもせず
知らされもせず
ばらまかれている者同士
無関心でいられる間柄
ときに うとましく思えることさも許されている間柄
そのように 世界がゆるやかに構成されているのは
なぜ?

花が咲いている すぐ近くまで
虻の姿をした他者が 光りをまとって飛んできている

私も あるとき
誰かのための虻だったろう

あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない





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